【38cmフルレンジユニット用・130L 大型エンクロージャーの製作】
いつもお世話になっております、F様より依頼の大型エンクロージャーの製作です。
実効容積≒130L、材料とユニットの重さを考えると、完成後重量は如何に・・

装着するのはヴィンテージ物「38cm “PIONEER PAX-38B” 同軸ユニット」。
バッフル板の材もお客様お好みの(センダンt38mm無垢材)を支給頂きます。
その他の材料は当方でご用意。タモ集成材t20mm(裏板はt15)で製作です。
バスレフ・キャビネットでユニットサイズから2つのポートでチューニング。
これまでに最大サイズ(H900・W540・D370mm)の製作で、大きさと重量に相当手こずる作業です。
材も硬質でバッフルの開口も結構大変でして、材の反りもありカンナなどで修正しての組み込み。
多少のホーン効果と見た目の良さの為にR加工を施しました。
制振性、強度の対策としては、構造として角材での側面上下の内部補強。中央部に桟は入れずに
裏板は枠にビス止めで開口可能に。縦方向に補強桟を取り付けました。
箱鳴りを考えると最低限のシンプルな構造が良いかと考えます。
サランネットは、枠には強度もあるタモ集成材t15mm使用して製作。
ハニカム調の質感の高いネットを張りました。当初クリップ部材を付けての固定を
考えておりましたが、外した時の見た目を生かす為に、キチキチにしてネットの厚みで
枠の納まる様にしました。精度の要る作業ではありますが、上手くいきました。
蜜蠟ワックスでの仕上げです。バッフル板、センダン無垢材の木目もとても良く、
総合的に質感の高い仕上がりになりました。
PIONEER PAX-38B ユニットを取り付けして音出しです♪
ポートのチューニングはほぼユニットに合わせての設定ですが、
流石にこのサイズ。重量感充分で強力な低域再生です。
ただ。。ネットワーク回路の不調(コンデンサー不調でしょうか)でツイーターの能力が発揮されず
本来の鳴りは得られず・・・です。修理か交換かは今後に、、という事に相なりました。
しかしながら、出来栄えに大変お喜びいただけて良かったです^^
一人での製作は本当に大変な作業でしたが、充実感と達成感のある一仕事でした。
この度のご用命も大変ありがたい限りで感謝致しております。
以下、Fさまよりの感想です^^;
[TBS38-SEPA ~ PIONEERスピーカー × KONOCOエンクロージャー ~ の所感]
『エンジニアの感性次第で、ボーカルを浮かび上がらせたり、ボーカルをマイルドに馴染ませたり、
「音楽ソフトの音像そのもの」は表情を変貌させることがある。
ミレニアム以降の多くの音楽ソフトは、ボーカル重視の前者傾向にある中で、
KONOCO工房の音響家具「TBS38-SEPA ~ PIONEERスピーカー × KONOCOエンクロージャー ~ 」は、
後者のマイルドな世界を「音像の厚みと温もり」を以って低音豊かに再現してくれる。
とりわけ、「繊細さとグルーヴ感の漂うギターの音色」は神がかっており、他の追随を許さない。
そして、KONOCO工房オリジナルの「手造りサランネット」は、
音響家具としての品位をそこはかとなく向上させている。』










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